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1月の読書メーター 読んだ本の数:9冊 読んだページ数:3915ページ ナイス数:29ナイス 火車 (新潮文庫) 重すぎる。読み始めて4日間目覚めが悪くて困るほど、ハマリにハマッタ宮部ワールドだった。宮部作品はこれで二作目だが、この〔火車〕は彼女の代表作ではないかと信じさせられてしまった。ミステリーという薄紙を一枚一枚貼り重ね、そして破れないように剥がしていく超繊細な展開。1992年に発表された作品らしいが、今でもカード地獄、サラ金地獄は直ぐそこにある世界として生々しく俺に迫ってきた。読み終えてほっとした。次は何を読もう? 読了日:01月30日 著者:宮部 みゆき 放課後ゴルフ倶楽部 斜め読みで充分な本。思い出話は本人の思い入れが多すぎると読み手は白けるばかり。所詮仲間内で回し読みで良いレベル。図書館からの借り本で良かったよ。購入していたらもっと辛辣な批評になっていたかも。 読了日:01月26日 著者:上杉隆 ワルツ 下 ようやくタイトルのワルツの意味が判明。そしてヤクザは893の目無しのブタと言う意味も!個性溢れる登場人物が戦後の新宿を舞台に繰り広げる鮮烈な任侠道及び人間愛の物語。とても良い終幕でした。 読了日:01月25日 著者:花村 萬月 Cの福音 (角川文庫) 楡さんが超ゴルフ好きとBS番組〔グリーンの教え〕で紹介されたのをきっかけで手に取った。とても穏やかな紳士でとてもこんなハードな作品を書く方には全く想像もつかない。タイトルも非常に意味深なC(コカイン)の福音とは素晴らしいミスマッチだ。 読了日:01月23日 著者:楡 周平 不祥事 (講談社文庫) 短編嫌いの俺には合いません。〔鉄の骨〕〔下町ロケット〕の長編を読んだ後でもあり物足りなさを感じてしまう。もっと重厚な小説を読みたい。 読了日:01月16日 著者:池井戸 潤 エネルギーと原発のウソをすべて話そう テレビに出ている武田先生の意見を聞き信用できる人だと確信していた。この本から知識を得て、震災直後の東電、保安委員、政府等のコメントを聞いていたらどんな気持ちになっていただろうか?場当たり的なコメントのオンパレードに憤慨していただろうな。世界唯一の原爆被爆&原発被爆国である我が国。この類い希なる体験をどうやって今後に生かせるのか・・・ 原子力という巨大技術をマネジメントする力は日本人には無理なのか?福島が消滅しようとしているのは夢では無く現実なのです。 読了日:01月14日 著者:武田邦彦 ワルツ(中) (角川文庫) 上巻に比べ少々間延びしている感が・・・ 下巻に期待しよう。 読了日:01月10日 著者:花村 萬月 ワルツ 上 評価が良くないので期待していなかったが、エンタテイメント溢れ、引き込まれる。博徒、任侠の世界をこの小説で理解するには語弊あるだろうが、堅気の俺にはとても興味深い。週間実話連載らしいがその筋の方々はどんな気持ちで読んでいるのだろう。 読了日:01月10日 著者:花村 萬月 木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか 1ページ二段抜き700ページの超大作。十二分の読み応えだった。作者増田氏の木村政彦に対する愛が全編に溢れかえっている。柔道の歴史及びプロレスの胎動と人気。格闘技ファンには興味津々の力作です。 読了日:01月04日 著者:増田 俊也 2012年1月の読書メーターまとめ詳細 読書メーター #
by petitshige
| 2012-02-01 00:33
| アンニュイ
12月の読書メーター 読んだ本の数:7冊 読んだページ数:2453ページ ナイス数:33ナイス いろんなことがラクになる!断捨離セラピー 喫茶店で珈琲を飲みながら読了。この断捨離本が漫画だっとは開くまで知らなかった。(笑) これで断捨離本読書は卒業しよう。でも自分の断捨離は全然進んでいないけど。 読了日:12月27日 著者:あいかわ ももこ 下町ロケット 鉄の骨も良かったけど、これも素晴らしい出来。兎に角、池井戸さんは上手い。半日で読み終わった。今年のベスト3に入れよう。間違いなく映画化されるだろうな。涙して拍手して久し振りに心動かされた。 読了日:12月27日 著者:池井戸 潤 原発のウソ (扶桑社新書) この本を読んだだけで反対を唱えるのは浅はかだとは思うが、でもウソは暴かれて当然。使用済み核燃料を増やし続けて良いのか?放射性廃棄物の墓場は決まったの? 読了日:12月27日 著者:小出 裕章 夜を撃つ (角川文庫) この作品は10年以上前の作品だが、最近出版の「アイドルワイルド」に繋がっている。一般で言う異端・異常な男達にもきわめて普通な愛があり憎悪がある。そして我々の深層心理をえぐり出せば、それと同じ臭いが嗅げるかもしれない。 読了日:12月14日 著者:花村 萬月 ラーメンと愛国 (講談社現代新書) 読み応えあります。昨今のラーメン店のユニホームは何故に作務衣かTシャツなのか。あるいは、ラーメン屋なのに店名はラーメンと銘打っていなく、麺屋、麺家等のネーミングがほとんど。特に2009年以降は画数が多く難しい漢字が好きらしい。5章に入ると最近の有名店が登場して興味深い。 読了日:12月09日 著者:速水 健朗 鉄の骨 まさにドラマ向きのストーリー。若輩の平太が三橋との関わりから談合に巻き込まれていくのは、ちょっと無理があるがテンポの良い展開で一気に読ませられた。本命は〔下町ロケット〕なのだが、その前哨戦として手に取った。これで益々〔下町ロケット〕が楽しみになったぞ。 読了日:12月07日 著者:池井戸 潤 武蔵(二) 弁之助(武蔵)の生き方は太い!そして小次郎の登場。まだまだ物語は序章に過ぎないのであろう。この(二)では弁之助の師である道林坊の存在が光る。次巻は何時出るのだろう、そして何巻迄続くのだろう?萬月さん早く書いて! 読了日:12月02日 著者:花村萬月 2011年12月の読書メーターまとめ詳細 読書メーター #
by petitshige
| 2012-01-01 20:41
11月の読書メーター 読んだ本の数:8冊 読んだページ数:2377ページ ナイス数:23ナイス 対岸の彼女 (文春文庫) 角田さんの作品は八日目の蝉に続いて2作目。とにかく女性の心の襞、機微の表現が素晴らしい。俺みたいながさつな♂には窺い知れぬ些事も彼女に掛かれば作品の骨格にもなってくる。 読み進める内に三人の登場実物の存在が混沌としてくる。きっとそれも作者の意図だったのだろうな。最後にはちょっとウルっとさせられてしまった。 読了日:11月27日 著者:角田 光代 武蔵(一) 花村萬月氏の描く武蔵、予想を超える面白さにどんどん惹き込まれる。男女の情の絡み!理想郷がそこにある。若き弁之助はいつ武蔵になるのか?早く(二)が読みたい。 読了日:11月24日 著者:花村萬月 冬の伽藍 読了日:11月20日 著者:小池 真理子 苦役列車 苦役列車〔西村賢太著〕読み始めは独特の言い回しや難解な漢字に戸惑いもしたが、途中からは昭和の匂いのする文体にすっかり嵌ってしまった。ストーリーで読ませるというより文章で読み手を引き込む。こんな作家さんが現代でもいるのだな。あと数編読んでみたくなった。俺は好きかも・・・ 読了日:11月19日 著者:西村 賢太 この女 森絵都さんの作品を読むのはお初。先入観も無く読み進めたがイマイチ乗っていかない。森さんのファンには申し訳ないが捻った作風にも疑問が・・・。しかし釜ヶ崎の風土を知り得たことは良かった。次回は代表作と呼ばれる作品を読んでみようと思う。 読了日:11月17日 著者:森 絵都 「また、必ず会おう」と誰もが言った。 悪人が一人として出てこない物語。登場する市井の人々は揃って良い人ばかり。次から次へと起こる素晴らしい出会いの中で主人公が成長していく。あまりにもすんなり行き過ぎだろうなんて懐疑的にもなるが、結局は涙している自分がいたりして。少年達に勧めたいな。 読了日:11月07日 著者:喜多川 泰 断捨離で日々是ごきげんに生きる知恵 今年読んだ本の中でベスト5に入れたい本。書き留めておきたい言葉の連続。いっそ日めくりカレンダーにして欲しいくらいだ。先ずは捨から始めようじゃないか! 読了日:11月05日 著者:やましたひでこ リング ボクシングファンには必読の書。BOX!を読みながら本で手に汗を握る初体験をさせられたが、このリングも素晴らしい。俺には伝説の人だった白井義男の活躍に心躍らされ、60年代に活躍した往年のボクサー達の活躍を読みながら興奮してしまった。ボクシングファンの友人には絶対に勧めたい一冊だ。 読了日:11月04日 著者:百田 尚樹 2011年11月の読書メーターまとめ詳細 読書メーター #
by petitshige
| 2011-12-01 01:10
| アンニュイ
#
by petitshige
| 2011-06-02 19:05
#
by petitshige
| 2011-05-30 13:45
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